高橋義郎のブログ

経営品質、バランススコアカード、リスクマネジメント、ISO経営、江戸東京、などについてのコミュニティ型ブログです。

日経文庫『全社戦略がわかる』を読んで

グルーバルカンパニーに数十年勤務した筆者には、全社のコーポレート戦略と事業部門の個別戦略の違いを理解しているつもりであったが、同書を読むに及んで、全社戦略の重要性と特質を再認識することができた。それは、全体最適化経営と個別最適化経営との対…

講演・研修のご依頼(連絡先と主な実績更新)

◆講演及び研修講師のご依頼は、下記連絡先までお願い致します。✉ ytakaha@obirin.ac.jp☎ 090-3964-7431 ◆主な領域バランススコアカード、リスクマネジメント、経営品質、ISOマネジメント、経営企画、経営管理、中期経営計画、経営戦略、品質・環境マネジ…

司馬遼太郎『峠(上・中)』を再読して

『峠』を読んだのは、20歳代中ごろのことである。勤務先の社内研修を主宰していた営業部次長が冒頭に「知識という石を、心の炎で熔かせ」と黒板に書き、越後長岡藩の河井継之助のことばであることを紹介した。研修に臨む社員への心構えとして、引用したのだ…

ISO審査員にお薦め『町工場の経営支援』を読んで

この本は、地方銀行、信用金庫、信用組合等の地域金融機関の法人担当者等で町工場などの製造業の経営支援に携わっている人々に向けて、支援の進め方やポイント、事例を紹介する目的で著されたものである。製造業・ベンチャーの経営支援などの会社を経営する…

桜美林大学大学院第15回ビジネス戦略セミナー開催のご案内(無料)

本セミナーは、経営学研究科並びに国際標準化研究センターの活動と国際標準化の重要性を企業関係者および地域社会に広くアピールする目的で定期的に開催しています。このたびは第15回目を迎え、メインテーマとして「(仮)イノベーションと標準化」を取り上…

桜美林大学大学院経営学研究科 第3回マネジメントシステム・コーディネーター養成講座

経営に資するマネジメントシステムを企画・構築・運用できる人財の養成を目指して、標記研修を開講します。 ◆講座の概要2020年2月15日(土)から3月21日(土)までの毎土曜日(合計6日間)国際標準、ISOマネジメントシステム、経営品質、バランススコアカー…

『国際標準の考え方:グローバル時代への新しい指針』を読んで

2013年4月から特任教授として、2017年4月からは専任教授として、桜美林大学大学院経営学研究科の国際標準に関わる研究領域で教鞭をとっている。主たる業務部署は大学院だが、ビジネスマネジメント学群の授業も担当したり、院生の論文指導も、重要な受け持ち…

岩槻の料亭「ほてい家」に見る江戸の粋:會田優子さんの和紙人形展

夕方から埼玉スタジアム2002で浦和レッズ戦があるので、その前に岩槻市内で昼食をと思い、料亭「ほてい家」に立ち寄った。 折しも、會田優子さんの製作した和紙人形展が開催されていて、その作品の素晴らしさに心を奪われてしまった。 顔から着ている和服、…

桜美林大学大学院「国際標準化研究フォーラム」アドバイザリーメンバーについて

桜美林大学大学院ビジネス科学研究所国際標準化研究センター「国際標準化研究フォーラム」では、有志の方々へアドバイザリーメンバーの役割をお願いしています。●「 国際標準化研究センター」の概要桜美林学園総合研究機構ビジネス科学研究所の研究組織で、…

桜美林大学第14回ビジネス戦略セミナー(最終案内)

本セミナーは、経営学研究科並びにビジネス科学研究所の活動と国際標準化の重要性を企業関係者および地域社会に広くアピールする目的で定期的に開催しています。このたびは第14回目を迎え、メインテーマとして「リスクと標準化」を取り上げ、それぞれの発表…

ワークマンのSCMに見る全体最適化経営

サプライチェーン(SCM)全体で無駄を省き、調達量の適正化を図るために、店頭在庫や倉庫の空き具合のデータを取引先メーカーに開示する。その取り組みで味方を増やす経営が、ワークマンで行われている。その成果として、作業服の需要予測が高度化し欠品…

オープンイノベーションの3つのタイプを考える

日経ビジネスの特集号に、3つのタイプのオープンイノベーションが紹介されている。1つは「インバウンド型」。サッポロビールでは、外部のアイデアや技術を取り込み、マーケティング開発部ビジネス創出グループが取り組み始めた事例が記載されている。理由は…

『濃尾参州記』を読んで

ちょっと気分を変えたいときに本棚から引っ張り出す本の1つに、司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズがある。「濃尾参州記」は、その執筆中に司馬遼太郎が亡くなった未完の書である。巻末の週刊朝日編集部村井重俊氏の追悼余話にある「もし司馬さんがお元気だ…

ブックオフを潤す「デジタル疲れ」

最近の新聞で「デジタル疲れ」と「オワコン」という言葉を目にした。オワコンとは「終わったコンテンツ」の略語で、業績が低迷してきた「ブックオフ」がそのネット用語で語られた。そして、デジタルサービスが広がる中、他者とのコミュニケーションを敬遠す…

『アサヒビール30年目の逆襲』を読んで

アサヒビールの経営について知り始めたのは、同社が1997年度経営品質賞を受賞したときからであった。当時、スーパードライが爆発的な売れ行きで、KARAKUCHIがビール業界のキーワードになっていた頃である。その要約版報告書は、いまでもバランススコアカード…

根強い集客力に見る100円ショップのBSC的考察

国内消費の現場で100円ショップの存在感が高まっている。2019年度の店舗の増加数で100円ショップ大手4社の合計(310店)がコンビニエンスストア大手3社の合計(276店)を上回る見通しだ。スーパーなどが中核テナントとして誘致する動きも目立っており、小売…

経営に資するISOマネジメントのリスクと機会を再考する

経営者の視点に見る「経営に資するISOマネジメントとリスク・機会」について考えてみたい。日本品質管理学会の公開セミナーのひとつに、「クオリティトーク」という会合がある。日本科学技術連盟の高円寺ビルで夕方から夜にかけて開催されるのだが、軽食…

全体最適化経営の視点から見る価値連鎖全体の価値創造の最適化

近頃のメディアや論文では、題名にAIというキーワードを使った記事や執筆が多く見られるのは、昨今の時流というべきものであろう。最近も、一般社団法人日本品質管理学会の学会誌『品質』を眺めていたら、「サービス工学xAIと品質向上」というタイトルの…

エレコムの高速開発経営に見るBSC的考察

デジタル周辺機器を主力ビジネスとするエレコムが、関連する30製品のうち13分野でトップシェアを握った。勝率4割を可能にするのは、年4千もの新製品を世に出す高速開発と、メール1本で開発に着手し、不振なら直ぐに生産中止し、製品群の3分の1を毎年捨て…

月刊アイソス10月号から連載記事を執筆します

◆マネジメントシステムの専門誌「アイソス」10月号からスタートする新連載「桜美林大学のISOマネジメントシステム・コーディネーター養成プログラム」を紹介します。「ISOマネジメントシステム・コーディネーター」とは、ISOマネジメントシステムを利活用し…

『街道をゆく 21 芸備の道』を読んで

まだ広島空港が市内に近い場所にあったころ、仕事で広島県の三次(みよし)市へ出張する機会が何度かあった。三次へは広島駅から芸備線で行くか、あるいは車で移動することもあった。仕事の合間に鳳源寺(ほうげんじ)にも立ち寄り、赤穂義士、大石良雄が手…

『すごい効率化』を読んで

経営学や経営コンサルティングに関わっていると、「効率化」という3文字は魅力的である。同書を読み始めたのは、そんな背景からで、すなわち、書名に惹かれた。 同書は、その執筆者の経験から体得された効率化のノウハウが、副題に書かれているように、最少…

『ビジネス・フレームワークの落とし穴』を読んで

フレームワークと理論とは何が違うのか、という質問をよく受ける。フレームワークは日本語で「枠組み」だが、モノゴトを考える際に、考えや思考を整理するのに役立つ手法と話したりしている。良い経営をするためには、「LOGIC x MAGIC」が必要で、失敗しない…

「なぜ大国は衰退するのか-古代ローマから現代までー」を読んで

企業と同様に、大国にも栄枯盛衰の流れがある。それは一体何なんだろうか。書店でこの本を見たとき、そんな思いを持って同書を買ってしまった。日系ビジネス人文庫で、著者はグレン・ハバードとティム・ケイン。訳者は久保恵美子とある。目次に目を通してい…

岩槻の「ほてい家」に見る江戸料亭の粋

住まいから車で30分ほど北へ向かって走ると、ひな人形の産地として有名な岩槻に着く。さらに、国道16号から岩槻駅への道を数分行くと、右手に老舗料亭「ほてい家」の黒い長屋門が見えてくる。長屋門は歴史を刻んだ姿で建っているためか、入るには少し勇気が…

桜美林大学「第3回マネジメントシステム・コーディネーター養成講座(2019年8月)」開催案内

◆講座の概要国際標準、ISOマネジメントシステム、経営品質、バランススコアカードなどのマネジメントシステムを利活用し、経営者の立場に立ち経営の視点を持ってマネジメントシステムの企画・構築・運用・改善ができる人財の育成や、中小企業の次世代事業継…

桜美林大学ビジネス科学研究所開設記念講演会(7月6日無料)開催のお知らせ

桜美林大学は、2019年4月1日より新宿に新しいキャンパスを開設し、ここにビジネスマネジメント学群と大学院経営学研究科が移転しました。これを契機に、経営学研究科にMBAプログラムを開設し、合わせてビジネスをめぐる基礎的な諸問題を科学的に研究し、…

桜美林大学大学院 第13回ビジネス戦略セミナー(無料)

本セミナーは、経営学研究科の活動と国際標準化の重要性を企業関係者および地域社会に広くアピールする目的で定期的に開催されてきました。このたびは第13回目を迎え、自由論題として、それぞれの発表者から最近の話題提供をさせていただくことになりました…

「アイソス」2月号に「特集:国際標準化人材の育成・桜美林大学の取組み」が掲載されました

月刊誌「アイソス」2月号に、「特集:国際標準化人材の育成・桜美林大学の取組み」が掲載されましたことをお知らせ致します。これも、皆様方のご支援のおかげと、厚く御礼を申し上げます。なお、特集記事の内容は、以下のようになっております。 ●Part 1 な…

桜美林大学大学院マネジメントシステム・コーディネーター養成講座(2019年2・3月)開講案内

第2回目の「桜美林大学大学院経営学研究科マネジメントシステム・コーディネーター養成講座」を開講します。皆様の受講申し込みをお待ちしています。 ◆会場:桜美林大学千駄ヶ谷校舎 ◆期間:2019年2月23日(土)、3月2日(土)、9日(土)、16日(土)、23…